2024年から始まる新NISA。
最大1,800万円の非課税枠をどのように活用すべきか悩みに悩んでいます。
そこで、スタートダッシュで躓かないよう、私が2024年1月から新NISAをどのように攻めていくのか?私なりの考えを纏めておこうと思います。
今回は新NISAのつみたて投資枠で購入する投資信託は何に決めたかを書いていきますので、現在検討中の人や、これから検討を始める人も、良かったら参考にしていって下さい。
尚、下の記事を読んでおくと、今回書いている内容がより分かってもらえると思うので、良かったら合わせて読んでみて下さい。
まずは結論から
新NISAのつみたて投資枠ではeMAXIS Slim全世界株式(※通称:オルカン)を毎月積み立て購入していこうと思います。
これだけ聞くと『寄らば大樹の陰』『長い物には巻かれろ』みたいに感じるかもしれませんが『平凡なる非凡』とも言いますしね。
比較検討した投資信託は?
まず前提として私は現在、楽天証券でつみたてNISAをしており、新NISAもそのまま楽天証券でと考えております。
なので楽天証券で全世界株式に積み立てをするということで以下の3つを比較対象にして考えてみました。
- eMAXIS Slim全世界株式(※通称:オルカン)
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(※通称:楽天VT)
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド(※通称:全世界雪だるま)
比較した内容は?
それぞれの投資信託について、私が比較・検討した内容は以下の通りです。
オルカン | 楽天VT | 全世界雪だるま | |
---|---|---|---|
構成銘柄数 | 約3,000銘柄 | 約9,000銘柄 | 約9,000銘柄 |
純資産総額 | 1兆497億円 | 2,795億円 | 1,050億円 |
信託報酬 |
0.1144% |
0.195% | 0.1102% |
以降、私の独断と偏見でそれぞれの投資信託についてのイメージを書いていき、最終的にオルカンを選択した理由を書いていこうと思います。
(※オルカンの信託報酬は、2023年5月11日より0.1133%への引き下げ)
まずはオルカン
圧倒的な人気で、現在では全世界株式の代名詞的な存在。
表だけ見ると、他の2つと比べて構成銘柄数に若干の劣りを感じますが、注目すべきは桁違いの純資産総額。
お金が物を言う投資の世界では何よりのアドバンテージかなと感じます。
また、後述する全世界雪だるまと比較すると微小ながらコストが高くなっていますが、業界最低水準を謳った信託報酬も魅力だと思います。
続いて楽天VTI
日本で全世界株式の元祖と言えば楽天VTIって感じですかね?
これ1本で世界の時価総額の約99%の株式に投資が出来るという(オルカンは85%くらいらしい)"超分散型"の投資信託。
ただ、他2つに比べるとちょっと信託報酬が高く感じてしまうのが難点。
また、最初は米国ETFのVTで運用していたのですが、信託報酬の引き下げを狙ってVTIとVXUSの組み合わせの運用に変えたらしく、指数との乖離を問題視している人も少なくない印象です。
最後に全世界雪だるま
表だけ見ると世界の時価総額の99%をカバーし、且つ信託報酬も3つの内で最安となっている投資信託。
しかし、中身は米国株ETF・米国以外の先進国株ETF・新興国株ETFの組み合わせで出来ており、前述した楽天VTと同様、指数との乖離が大きくなりがちな点を指摘する声が多いよう。
純資産総額を見ても他2つと比べて、いまいち人気の無い投資信託かな?といった印象です。
因みに、前述した楽天VTと全世界雪だるまは3重課税問題を抱える投資信託となっており、そこまで大きな影響は無いとされながらも、オルカンより少し多めに税金を取られているようです。
オルカンを選んだ決定打は?
私が新NISAのつみたて投資枠をオルカンで運用することにした理由は以下の2つです。
- 業界最低水準を謳った信託報酬の安さ
- 兆を超えた純資産総額からくる安心感
基本的に新NISAは分散に特化させたかったので、当初は楽天VTや全世界雪だるまっていう選択肢で考えていました。
特に楽天VTは最有力候補でしたね。
ただ、他社の信託報酬に敏感に反応して対抗し続けているeMAXIS Slimシリーズの姿勢に、長く保有することへの安心感を感じた為、このような決断に至りました。
次回予告
次の記事では、新NISAの成長投資枠で購入していくリートETFについて書いていこうと思います。
とりあえず『国内と外国のリートを東証ETFで買おう』ってところまでは考えましたが、次の記事では具体的に何を買うかについて書いていこうと思います。
ではまた(^^)/